こんにちは。株式会社MIRAI-LABです。
今回は協働ロボットに使用するエンドエフェクタの中でも電動グリッパについてDHロボティクス製の商品を例に紹介していきたいと思います。
一般的に協働ロボットを含む産業用に使用されるロボットは先端に様々な道具を取付けることでそれぞれが担う作業に最適化して使用することができます。そしてこの先端に取付するもののことをエンドエフェクタと総称します。
今回紹介する電動グリッパーはいわゆるものを掴んで移動させるハンドと呼ばれるエンドエフェクタに分類されます。
電動グリッパーの特徴は駆動源が電力であること、そして駆動方式が指や爪状の機構によって挟みこんで掴むものであることです。
逆に電動グリッパ―以外のハンドには駆動源がエアーのものや、吸盤で吸い付くことでものを運ぶ方式のもの等が存在します。
DHロボティクスは中国のロボットハンドメーカーで、協働ロボット用に電動グリッパ―のラインナップをそろえています。
MIRAI-LABでは協働ロボットのDOBOTと組み合わせながら導入のご提案をしていますが、DHの電動グリッパ―は様々なロボットメーカーに対応していますので既にお使いのロボットに搭載することが可能です。
※DOBOTの総合紹介ページはこちら↓
また日本のメーカーFANUCの協働ロボットCRXにもプラグインが対応しているものがありますので、ハンドの制御をロボット側で簡単に行うことができます。詳細なラインナップは以下のリンクからご確認下さい。
https://jp.dh-robotics.com/service/fanuc-crx
DHのグリッパの中でも協働ロボットで使いやすいラインナップを抜粋して紹介します。こちらのページに掲載しているもの以外にも様々なグリッパがありますので、詳しく知りたい方はお気軽にMIRAI-LABへご相談下さい。
PGEシリーズはスリムタイプの電動並行グリッパーです。コンパクトなサイズ、正確な力制御と高い作業速度を備えたDHの売れ筋製品となっています。
RGIシリーズは電動の無限回転グリッパーです。ものを掴んだまま回転させることができるため医療オートメーション産業における試験管の把持と回転作業に使われ、その他電子産業や新エネルギー産業など広く採用されています。
PGCシリーズは協働ロボットに使用されることを想定して開発された高い保護レベルと正確な力制御を備え並行電動グリッパ―です。協働ロボットと接続するとロボット側のソフトで制御ができるのでセットアップが簡単に行えます。
AGシリーズはリンク機工を採用したロングストロークタイプのロボット用グリッパーです。球形や円筒形のものをより安定的に把持できるためロボットによるハンドリング作業に向いています。PGCシリーズと同様に協働ロボットのソフトに対応した通信が可能なためロボット側でグリッパーの制御が可能です。
DHロボティクスのグリッパーについて詳しく聞きたい方、見積が欲しい方はお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。