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産業用ロボットの選び方…迷ったら?【選定方法】

2022.06.10

どんなロボットを選定するか?

ロボット設備を初めて導入する際、ユーザーの皆様が迷うことの一つに「どんなロボットを使えばいいのか?」という疑問をしばしばお聞きします。どんなタイプのどのサイズのロボットを使えばいいのかというのは何となくイメージはできても「本当に問題なく使えるのだろうか…?」と不安に思うこともあるのではないでしょうか?そんな疑問にお答えすべくMIRAI-LABではロボットの選定や、導入前の検証をご依頼いただくことが可能です。

今回の記事ではロボット選定について基本的な判断基準をご紹介し、弊社でどんなことが検討可能なのかご紹介したいと思います。

選定の基準

可動範囲

選定基準としてまず作業に必要な動作範囲をロボットが動けるかどうかということが挙げられます。

ロボットの可動範囲は各ロボットメーカーのカタログ等で確認することができます。

但し対象の作業が稼働範囲内であれば問題ないのかというと、それ程単純なものではなく周辺設備との位置関係やロボットが取る姿勢によって稼働範囲は変わってきます。

 

可搬重量

自動化をする場合、ロボットは先端にハンドや溶接ガンといったエンドエフェクタを取り付けていることがあります。

こうした重量物を取り付けて作業が可能かどうかはロボットが持つことのできる最大重量が影響してきます。

またハンドによるワークの搬送作業がある場合はそのワーク重量も考慮する必要があり。さらにワークを持ったうえでロボットが動いた時の慣性も考慮してロボットを選定することが必要です。

作業スピード

実際にロボットに作業させたとき、設備のサイクルタイムが目標時間内に収まるかどうかはロボットの動作スピードが大きく影響してきます。

ロボット動作スピードはロボットの形状によっても異なりますが、ロボットサイズやメーカー、仕様により様々です。

個々のスペックを見たうえで、実際の作業をさせたときにどれだけの時間がかかるのかを想定する必要があります。

ソフトやその他のアプリケーションの使いやすさ

ロボットによってはビジョンカメラやソフトウェア等のオプション品が設けられているものもあります。こうした機器は汎用製品を組み合わせて使用することが可能なこともありますがメーカー専用品を使用したほうが使い勝手がいい場合もあり、使用者の経験や知識が試される要素です。

特殊な目的に合わせた仕様(協働、防塵、防滴等)

安全柵が不要な設備にしたい。人と接近しても安全なレイアウトにしたい。

作業の過程で沢山の塵が発生する。作業中水がかかることがある。

このように特殊な条件を必要とするロボット設備においては目的に合わせた特殊仕様のロボットを選定する必要があります。

これらのロボットは仕様によって動作速度やサイズに制限がかかることもあります。

 

選定、検証、シミュレーションが可能!

先述したとおりロボット選定には複数の要素が絡んでおり、どんな作業をどのような条件でロボットにさせるのかによって適正なロボットというのは異なってきます。

そのためどの要素を重要視するかという優先順位を決めることがロボット選定においては重要といえるでしょう。

ロボット選定は「ロボットによってもたらされるメリットが何なのか」という自動化の意義に関わる重要な作業なのです。

またロボットの価格も様々ですのでロボット自動化というものは決して安価な投資ではないため正しく適正なロボットを選定するということはコスト管理の面でもとても重要な要素です。

だからこそ自動化をする際にロボット選定で失敗はしたくないはずです!

MIRAI-LABでは設備制作の知識、経験を持った技術者がお客様のご要望の明確化を行い適正なロボットをご提案できます。

また、不安要素がある場合はソフト上のシミュレーションや、実機での検証を行ってお客様が安心して自動化を進められるようお手伝いいたします。

初めてのロボットに協働ロボットという選択肢

初めてロボットを導入するというお客様には協働ロボットが馴染みやすい場合があります。
協働ロボットがおすすめな理由については以下の記事をご覧ください。

初めてロボットを買う方へ協働ロボット「DOBOT」がおすすめな理由

ロボットの新規導入にお困りの方は是非MIRAI-LABへご相談下さい。

 

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