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産業用ロボットメーカーとその特徴を紹介!

2020.10.30

産業ロボットは主に工場で働くロボットです。工場には産業機械が多く設置されていますが、産業ロボットはプログラミングによって作業内容を変えられることや、ある程度自動制御が可能などの違いがあります。人で行っていた作業をロボットに置き換えることで、より高速・高精度・連続して行うことができます。また、複数台や他の機器と協調することで、さらに作業効率を上げることも可能です。

産業ロボットは基本的にロボット本体と動きを指示・制御するためのコントローラーがセットです。主にモーター(サーボモーター)を使って動きます。ロボットには人間の手足のように関節がいくつかあり、その数に応じて可動域が変わります。関節が多いほど、自由で複雑な動きが可能になりますが、その分制御が難しくなります。

ロボットの先端には作業内容に応じたハンドを取り付けます。これにより、工場で機械や自動車、さらにはロボット自身を組み立て、溶接や塗装、食品など細かくやわらかいものを掴むことなども可能です。

ただし、ロボットは置いてすぐに希望の動きができるわけではありません。ロボットに必要な動き(プログラミング)を指示するための「ティーチング」が必要です。最近ではロボットを直接動かして指示を登録するなど、簡便化するシステムも登場しています。また、画像認識や各種センサなどを組み合わせ、より複雑な動きが可能になってきています。

近年では工場などで人とロボットが協働する場面を想定し、人が近づくと自動で停止する、ぶつかっても痛くないなどの安全対策が取られたロボットも登場しています。
今回は各ロボットメーカーとその特徴を紹介したいと思います。

ロボットメーカーを紹介

FANUC

1956年の創業以来、工場の自動化を追求しているメーカーです。

多関節型では日本トップ。溶接、塗装、パレタイジングなど大小さまざまなロボットを扱っております。カラーは黄色に赤いロゴ。

FA事業、ロボット事業、ロボマシン事業の三本柱に加えIoT関連事業を展開し、多関節ロボットに強みを持っています。製造業向けのオープンプラットフォーム「FIELD system」を開発し、ロボットとIoTとの連携にも力を入れています。

安川電機

1977年に日本で初めて全電気式産業用ロボット「MOTOMAN-L10(モートマン)」を発売したことでも知られるメーカーです。

産業用ロボットの累積台数で世界首位となっており、アーク溶接、スポット溶接、塗装、パレタイジングなどさまざまなロボットを開発販売しております。

2017年にはスマートファクトリーのコンセプトとして「i3-Mechatronics(アイキューブ メカトロニクス)」を発表するなどIoT対応にも力を入れています。

ABB(スイス)

スイスに本社を置く大手ロボットメーカーで、1988年にスウェーデンのアセアとスイスのブラウンボベリが合併して誕生しました。

電機から重工業までの総合メーカー。丸みをおびた双腕ロボットも特徴的。カラーは白に赤いロゴ。

ロボット関連ソリューションを提供しており、国内では塗装ロボットで多くの実績を持っています。近年食品産業向けロボットにも力を入れているのが特徴です。

KUKA(ドイツ)

1898年にドイツのアウクスブルグで創業した有力ロボットメーカーです。カラーはオレンジに黒いロゴが特徴的です。

もともとガス灯技術関連事業を手掛けていましたが、1970年代以降にダイムラー・ベンツ向けに自動化装置を製造するなどロボット関連技術に注力しています。

2016 年に中国の総合家電メーカーである美的集団(マイディア・グループ)によって買収されました。豊富な製品ラインナップに強みを持っています。

川崎重工業

川崎重工業は、1968年から50年以上ロボット事業に携わるメーカーです。

1969年には日本初の国産産業用ロボット「川崎ユニメート2000型」の初号機を開発しました。

2017年にはABBと協働ロボット(人と同じ空間で作業する産業用ロボット)分野での協業を発表し、翌年には共通の操作UIを発表するなど協働ロボット普及にも力を入れています。

不二越

澤田陽子 / Yoko Sawada on Twitter: "2019国際ロボット展 NACHIロボットたちが皆さまをお迎えしております(*´꒳`*)✨✨✨ #国際ロボット展2019 #NACHI… "

溶接や塗装など自動車分野に強いです。自動車生産ラインで培った自動化のノウハウを集結し、進化を続ける製品現場のニーズに応える最先端ロボットを提供し続けています。カラーは白にロゴは赤。「NACHI」と表記されています。

Panasonic

溶接機メーカとしての高い溶接技術と新工法により、ロボットでの低スパッタ・高速溶接・高溶接品質を実現しています。また、レーザー溶接施工技術においても高い技術を提供しています。

三菱電機

FAでは世界トップ。パワフル、スピーディー、コンパクトな三菱電機 産業用ロボットMELFA。
垂直多関節形、水平多関節形、用途別に耐環境仕様、マイクロ作業用、物流用(パレタイズ・ケーサ用)ロボットをラインナップしております。。カラーは白にロゴは黒と赤。

ダイヘン

大阪の重電メーカー。ダイヘン溶接ロボのラインナップはすべて合わせると18機種。多彩な用途に合わせた機種を選ぶことが可能です。カラーは白にロゴは青。

デンソーウェーブ

トヨタグループを支える会社のひとつ。つるりとしたフォルムのロボットが多いです。コンパクトで高速・高精度なロボットが揃っており、自動車業界、電機・電子業界、医療・医薬業界での生産合理化の手段として長年使用され続けています。カラーは白にロゴは赤。

エプソン

社内向けに開発した、腕時計の精密組立ロボットをルーツとし、1983年から始まりました。産業用スカラロボットの2011~2019年の金額および数量ベースの出荷実績においてNo.1。カラーは白にロゴは青。

ユニバーサルロボット(デンマーク)

協働ロボットメーカー。小型、軽量でプログラムが簡単で再配置しやすいユニークな協働ロボットを開発、販売している。従来のロボットに比べ突出して軽いため取り付けが簡単。安全策不要で省スペースで、作業者の近くで一緒に働けます。

DOBOT(ドボット、ドゥボット)

協働ロボットのDOBOT購入はMIRAI-LAB(総合ページ)

DOBOT(ドゥボット)とは、中国深セン市に拠点を置く協働ロボットメーカーです。簡単にセットアップができ様々なデバイスで操作ができるため初めてのロボット自動化に導入しやすく、産業用だけでなくサービス業界での活用も提案しています。MIRAI-LABで販売をしているロボットメーカーです。

終わりに

MIRAI-LABでは、経験豊富なティーチングマンが在籍し、各ロボットメーカー(KAWASAKI・FANUC・YASKAWA・NACHI・Panasonic等)のスペシャリストがお客様の要望に合わせ、かつロボットにとって最適な動作を構築致します。ロボットティーチングの依頼を受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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