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日本空輸(ANA/NH)と豊田自動織機(6201)は12月16日、佐賀空港で展開している手荷物運用の実証実験を報道関係者に公開した。両社で共同開発した、手荷物の自動積み込みロボットと運転者が乗車しない自動運転のトーイングトラクターを組み合わせたもので、貨物の搭降載などを担うグランドハンドリング(グラハン、地上支援)の人材が少子高齢化などで全国的に不足する中、省力化に向けた検証を進めている。
引用:Yahooニュース12/16(水) 18:50配信
今回はこれまで手荷物ハンドリング工程で最も課題となっていた、コンテナへの自動積み付けを可能にする国内初の航空機向けコンテナ用手荷物積み付けロボットを検証を行いました。
ソフトとハード双方のスーツケースを縦向き・横向きどちらでも積み付けでき、スーツケースのサイズ情報を読み取り、高効率で荷崩れの少ない積み付け位置を演算して、並び替えながら2つのコンテナへ同時に積み付けることができます。積み付け速度は1個あたり平均25秒、対象重量は35キログラム以下だそうです。
係員が手荷物に触れる機会が減るため新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などの拡大防止にもつながり、衛生面での利点もあります。
今後全国の空港に手荷物を航空機に搭載する、一連の工程の自動化、産業用ロボットの導入が進んでいくかもしれないですね!
新型コロナウイルス感染症の影響からソーシャルディスタンスの確保などの新たな生活様式への対応が求められる状況のなか、旅客ターミナルへの導入に至ったとのことです。
それぞれのロボットを紹介します。
自動運転システムを搭載したパーソナルモビリティ(一人乗りの乗り物)自体が自動で搭乗ゲートまで利用者を輸送することで、利用者とスタッフの双方のソーシャルディスタンスを確保するものです。空港における人搬送用途での自動運転パーソナルモビリティの実用化は、本件が世界初となるそうです。
2016年より羽田空港において実証実験を繰り返してきましたが、今回これまでの実証データを基にカメラやマイクの性能を向上し、外形デザインを一部変更した新型機種として完成したことから正式導入します。
2020年3月に国内空港で初めて導入しているが、今回、導入台数および稼働範囲の拡大をすることから、改めて正式導入となりました。
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